資産運用で重要な3つのルールを紹介します
これから始める人にもやりやすいようにしていますので参考にしてみてください
①株価のトレンドを意識する
まずひとつ目が株価にはトレンドがあるということです。
株式市場には一定の「流れ」や「傾向」があり、その方向に合わせて投資することで、無理なく成果をあげやすくなります。
ここでは、なぜトレンドが大事なのか、トレンドに沿うことでどんなメリットがあるのか、そしてトレンドの見つけ方について、初心者の方にもわかりやすく説明します。
株式市場の価格は、常に一定ではなく上がったり下がったりと細かく変動しながら上昇/下降するような「流れ」があります
この流れを「トレンド」といい、上昇トレンド ⇒ もみ合い ⇒ 下降トレンド と進んでいきます。
以下のグラフが1995年からの日経平均株価です。

細かく上下してますが、大きな流れとして、左から下降して徐々に上昇しているのがわかるかなと思います。
この流れは、「明確なサインが出るまでトレンドは続く」とされています。
上昇トレンドにあるときは、多くの人が「株価はもっと上がる」と考えているため、自然と株価は高値を更新しやすくなり、一方で、下降トレンドにあるときは「もっと下がるかもしれない」と感じる人が増えるため、売りが続き株価が下がり続けやすくなります。
このように、トレンドを意識することで「今、市場はどちらの方向に向かっているのか」を把握し、流れに沿った投資判断ができるようになります。
②トレンドに逆らわない
先ほどお伝えした通り、トレンドは「明確なサイン」が出るまで継続します。
逆に言うと明確なサインがあるまでは上下動はあれど、同じ方向に向かって進みます。
そのため、このトレンド転換のサインが現れるまでは細かく売買をせずとも大丈夫ということになります。

改めて先の日経平均株価のチャートを見ると、2013年ごろから2023年までの10年で下落することはあれど、7,000円から33,000円まで4倍以上に上がっています。
トレンドに沿って投資を行うと自然な流れに乗ることができるため、効率よく利益を上げられる可能性が高まります。
たとえば、上昇トレンドのときに株を買い、トレンドが転換するまで保有し続ければ、その間に株価が上昇し、大きなリターンを得やすくなります。
一方、トレンドに逆らって投資をする場合、例えば1999年から下降トレンドに逆らって、上昇していますが、上昇幅は14,000円から20,000円まで約1.5倍と、上昇トレンドの4倍に比べると大きく差があります。
トレンドに逆らって投資をすると、株価が思うように動かず長期間にわたり含み損を抱える可能性が高まります。
上昇トレンドでは「買い」、下降トレンドでは「売り」を意識することが無理なくリターンを追求できる方法です。
トレンドに乗るだけで大きく利益を取れる可能性が広がりますし、トレンドを無視するよりも精神的に安定した投資ができるでしょう。
③損切り・売却ラインを明確にする
株式投資をしていると思いもよらない方向に急に価格が動き、損失が膨らんでしまうことがあります。こうしたときに重要なのが「損切り」や「売却ライン」をあらかじめ決めておくことです。
「損切りライン」とは、購入した株や資産が一定の損失を出したときに「これ以上の損失を出さないように売却する」ために設定するラインです。
損切りラインを決めておくことで、「まだ上がるかもしれない」という期待に振り回されず、冷静に損失を抑えることができます。
例えば、購入した株が10%下落した時点で損切りをする、と事前に決めておくと、損失が大きくなる前に資金を守ることができるのです。
また、「売却ライン」とは利益が出た場合に「この金額で売る」と決めておくラインです。
株価が上がったとき、どこまで利益を伸ばすかは非常に悩むポイントですが、利益が出ているからといってあまり欲を出しすぎると株価が下がってしまい、せっかくの利益を逃す可能性があります。
たとえば、「購入時の価格から20%上がったら売る」と設定しておけば、利益を逃さずに計画的な資産運用が可能になります。
今回は、資産運用をする上で守るべきルールについて説明してきました
特にトレンドについて意識することは、長期で資産を増やしていくのにとても重要なことですので是非取り入れてみてください!